♪… 谷間より鎖骨で魅せる …♪

谷間より鎖骨で魅せる



谷間を見せることこそがセクシーだと、ただやみくもに露出をした20代。大人の女が目指したいのは、鎖骨に宿る気品のあるセクシーです。魅せる鎖骨になる方法や意識の高め方をマスターして、今年の秋は、女の意思を鎖骨で表現して



手入れと意識の継続が生む本物の美しさ

「私よりも綺麗な人は大勢います。昔から、体形にはコンプレックスを持っていました」
その美しい立ち姿で、圧倒的なオーラを放つ長坂靖子さん。どこから見ても“美しい人”である彼女の口から出たのは意外な一言でした。

元ミス日本、All About「美しい姿勢・歩き方」ガイドである長坂さんにとっての美しさとは何なのか、お話をうかがいました。



他人が意識しない見えない部分にこそ気を配る

「“美しさ”を意識し始めたのは、ミス日本の受賞後ですね。『キレイって何だろう？』と真剣に考えるようになりました。人の心を打つ一生懸命な姿だったり、自分の体を気にする姿勢だったり……、心がけ次第でキレイは作れるはず。ウエストやヒップ、バストなどは、手入れしていて当たり前。他人が怠っている部分こそ、入念に手入れすることで、差がつくのだと思います」


そんな長坂さんが特に気を配っているのが、“鎖骨とひじ”なのだとか。特に鎖骨に関する意識の高さや思い入れは相当なものだと本人も認めているほど。





　シワ１本は気にしなくてもラインを保つ努力は続けたい

努力をしていることを隠さない代わりに、人を見る目も厳しい長坂さん。そんな中、印象的だったのが藤原紀香さんだそう。


「先日ご結婚された藤原紀香さんの鎖骨はキレイだな、と思いました。結婚会見のときにミニのワンピースを着用されていたのですが、美脚よりも美しい鎖骨がひときわ目立っていたのがとにかく印象的でした。手入れというのは、継続しないとその効果は目に見えないものですが、彼女の姿には努力をしている証が感じ



　美しい６０歳、それが今の目標です

「目先のキレイさを追い求めがちな20代とは違い、大人の女性である以上、見えない部分も手入れを怠らない姿勢が大切だと私は考えています。朝、自分の顔のラインを見る、全身チェックを定期的にするというように、自分の体を知り、対話をする、そんな心がけから美は生まれるはずです。今の目標は、60歳になったときに、美しさに自信を持てるような女性になることですね」



　大人の女の最強の武器は、美しい曲線

イタリア版Graziaの特集から。「どうやって女性を魅了する？」と男性側からのご意見がメインの記事でしたが、見よ！このシミのあるデコルテを。魅了したい女性は白いデコルテよりも……？

女性の魅力は、年齢によって大きく変わるもの。水をはじくような肌が自慢の頃なら、露出の多い服を着ればただそれだけで魅力的だったかもしれませんが、年齢を重ねればそうはいきません

脂肪の少ないしなやかな身体に似合っていた服も、どこか予想と違う雰囲気になるし、胸元が開いた服を着れば、健康的な色気とは違う色香が漂って、仕事場ではちょっと浮いてしまうかも。


よく手入れされたキメの細かい陶器のような肌に似合う色。丸みを帯びた芳醇な身体のラインをキレイに魅せる形の服。大人の女性は、若い頃よりももっと魅せるためのテクニックが必要になってきます。大人の女こそ、セルフ・プロデュース。30歳も後半を過ぎたら、自分の魅せ方をもっとよく知るべきです


例えば女度を上げるには、胸の谷間を強調するばかりの服よりも、美しい鎖骨のラインを見せる服かもしれない。ピンと背筋を伸ばしたときに現れるデコルテの美しい曲線は、女性ならではの特徴的な形。大人の女ならば、若さを撒き散らすより、女性らしさの極みを表現する鎖骨……、美しい曲線を最強の武器にしてみる、なんていうこともできるわけです。

女性らしい丸みのある身体の魅力は世界基準

露出の多いワンピースもいやらしくなく着こなす彼女はもうすぐ40歳。丸みを帯びた女性らしい身体と表情は魅力的。

世界の中でも最も「女性の美しさ」について厳しい目を持っていると想像されるイタリア人たち。彼らに言わせれば、やはり、女性の魅力たるものは「美しい曲線」に尽きます。

もちろん、イタリア女性や他の国の女性が持ち得ない、真珠のような、はたまた陶器のような滑らかな日本女性特有の肌も魅力ではありますが、それは持って生まれたものだから、是が非でも必要な魅力とは捉えられてはいません。


実際、夏になればこんがりと焼いてしまうイタリア女性の肌は、シミも多く、キメも荒く、手触りとしてはいかがなものか、と言ったところ。しかし、そこにバカンスで楽しんだ思い出や健康さが見えれば、ときには輝くようでもあり、質はともかくエネルギーを感じさせる肌は、その人の人となりと合わせて魅力的と表現されることもあります。

そばかすだらけの顔でさえ、表情や健康的な肌質ならば、コケティッシュな魅力として好まれる場合もあるわけです。そのあたりは、徹底的に「こういう肌であらねばならぬ」といった狂信的な傾向はなく、他人の個性を認めて、魅力として考えるところに懐の深さというか、許容の広さを感じずにはいられません。


しかし、国籍問わず、どんな女性でも持っているはずの「曲線」に関しては、やや厳しい目があります。


イタリアでよく耳にする日本女性に対しての評価は、総じて「痩せすぎ」。太さの限界については、各国で多少の違いがありますから、日本人女性の痩せ方がイタリア人にとっては「痩せすぎ」と表現されるのもお国柄のせい。と言えなくもありませんが、“丸み＝美しい”曲線を失うほど痩せているのは残念。

ほっそりしていても、なんとなく脂肪に覆われた丸みのある体型。ウエストからふくよかな腰にかけたカーブ、やわらかそうな太ももからふくらはぎにかけてのライン、そして、知性ある首筋から胸元へかけてのなだらかなつながり。

そんな美しい曲線を身体のどこかに備えた形。それが女性らしさと美しさに対するグローバルスタンダードであると思われます。

いつまででも美しくいい恋愛を楽しんで下さい




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